モデルが起業で稼ぐ|モデル事務所編
モデルが起業をして、モデルをしながら会社経営または個人事業主として頭角を表しているモデルもたくさんいます。
モデルが起業をする理由は将来の不安や、モデルを通じて社会貢献ができないかなどさまざまな理由が存在します。
今回は、モデルが起業して稼ぐ仕事の一つとして、モデル事務所について解説していきたいと思います。
モデル事務所起業の流れ
まずモデル事務所(会社)を起業する際にいろいろと手続きが必要になってきます。
1.競合などの市場調査をする
まずは同じ業界の市場調査をしましょう。
ライバルになる企業がどこなのか。
競合他社が何社くらい存在するのか。
人気のモデル事務所はどんなことをしているのか。
など、調べなければいけないことはたくさんあります。
すべてのモデル事務所を調べることはできなくても、有名どころの10社くらいは最低でも調査しておきましょう。
<参考サイト>MODEL Bookmark
→東京(関東)のモデル事務所10選
→大阪(関西)のモデル事務所10選
2. 事業計画を立てる
モデル事務所を開く際に、どの業種であってもまず必要となるのが「事業計画」です。
どこかに必ず提出が義務付けられているわけではありませんが、なんのために、何をめざして独立開業するのか? が明確でなければ、この先の成功はありません。
自分の事務所開業の目的と、めざす姿、どうやってお金を稼いでいくのか。
それを明らかにするのが事業計画です。
3. 開業に必要な「お金」を見積もる
事業計画が立案できたら、その計画を実現するために初年度に必要な費用を算出します。
売上が立つ前に必要な経費(仕入れや、店舗・オフィスの賃料)などを含め、運転資金をしっかりと見積りましょう。
業種にもよりますが、運転資金を3~6か月分準備できると安心です。
資金が足りない、あるいは設備投資(レッスンスタジオなど)が必要といった場合、借入も検討しましょう。
4. 事務所や会社の名前を決める
モデル事務所や会社の名前を決めます。
もし、モデル事務所を成功させたいのであれば、ネーミングはとても重要になります。
人に覚えてもらいやすい語感の言葉や、「何を事業にしているのか」がわかりやすいネーミングがいいかもしれません。
5. 資本金を決め、開業資金を調達する
法人設立の場合、新会社法が施行されたことにより、最低資本金制度が撤廃となりました。
以前の会社法では、株式会社設立の際には資本金1000万円、有限会社設立の際には資本金300万円が必要でした。しかし現在では、たとえ資本金が1円でも株式会社を設立する事ができます。
ただし、業界・業種によっては「資本金の額=信頼」となる場合もあるので要注意です。
モデル事務所で稼ぐ方法
モデルさんがモデル事務所を起業した場合はどのような仕組みで収入を得て利益を出しているのかはご存知だと思います。
どの業種にもクライアントさんが存在します。
そのクライアントさんからキャスティング会社に依頼が行きモデル事務所に連絡が来るという仕組みになっています。
つまり、クライアント⇨キャスティング会社⇨モデル事務所という順にお金が動いています。
キャスティング会社とは?
キャスティング会社の仕事とはモデルやタレントの手配時に発生する様々な業務を代行する仕事です。
そして、配役に見合うモデルを探す」だけがキャスティング会社の仕事ではありません。
- 予算、媒体、スポンサー情報などの要件整理
- 候補となるモデルのピックアップや事務所情報の収集・整理
- 書類審査サポート(コンポジット収集)、オーディションの開催
- 肖像利用に関しての契約締結サポート、期間中の肖像取扱管理 等々
のようなことをキャスティング会社は行なっています。
でわ、なぜクライアントさんは、直接モデル事務所に連絡をせずに、キャスティング会社を挟むのでしょうか?
キャスティングを利用するメリット
モデル事務所、タレント・芸能事務所は小企業〜大手企業を合わせると300〜400と存在しています。
モデル数でいうと20000名以上となり、その中から、キャスティングしたい人数を選ぶのも大変ですし、どの事務所がイメージに合うモデルさんがいるかも把握しきレません。
ですが、キャスティング会社は、キャスティングをするプロですので、クライアントさんのイメージに合うモデルさんが所属している事務所を把握しており、すぐにピックアップをしてくれます。